毛塚了一郎の珠玉の短編集『音盤紀行』は、レコードに込められた想いを辿る世界散歩のような作品

漫画『音盤紀行』は、毛塚了一郎によるレコードや音楽をテーマにした短編オムニバス作品。世界各国のさまざまな時代を舞台に、祖父から受け継いだレコードの秘密や禁制音楽の地下レコード店、近未来のダイナーに置かれたジュークボックスなど、レコードにまつわる記憶や想いを繊細に描き出す。音楽を通じて人生や時代の断片を旅するように寄り添う珠玉の短編集。
音盤紀行:ネタバレなし感想
どこかの国のどこかの時代のレコード屋さんにまつわるヒューマンドラマ。
パイナップルアーミーなどを彷彿とさせる空気感と温度感、レコードと音楽への愛情が溢れているディティールと、絶妙なフィクション加減で描かれた世界のセンスが素晴らしいです。
エピソード終わりの、店内の見取り図に毎回ニヤリとさせられます。
レコード好きじゃない人にも是非読んで頂きたい素晴らしい作品でした。
音盤紀行:作品詳細
著者:毛塚了一郎 出版社:KADOKAWA 連載誌:『青騎士』(KADOKAWA)
ジャンル:短編集/青春/音楽/ドラマ/オムニバス
音盤紀行:無料で読めるサイト
1~3話まで無料で読めます。
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